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へいきの平太郎 稲生物怪物語
¥1,430
「稲生物怪録絵巻」を親しみやすい読み物に! 怖いもの知らずのお侍、平太郎の屋敷には、ある出来事をきっかけに毎晩いろんな妖怪が現れるようになりました。妖怪たちは、あの手この手を使って平太郎を怖がらせようと挑んできます。妖怪と平太郎の1ヶ月におよぶ根比べ! 江戸時代にほんとうにあったと言われる、広島県三次市に伝わる「稲生物怪録絵巻」を元に、いくつものお話しをあわせて、一つにしたものです。 文 寮美千子 絵 クロガネジンザ ISBN 978-4-907542-19-1 判型 B5変上製 頁数 72 発行日 2015/7/27
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父は空 母は大地 インディアンからの伝言
¥1,980
今も語り継がれる伝説的スピーチを絵本に ■有名な「シアトル首長のスピーチ」(Chief Seattle‘s Speech)を絵本に 先祖代々の土地をやむなくアメリカ政府へ明け渡す際、先住民のシアトル首長は当時の大統領へメッセージを送りました。この言葉は、今でもアメリカにおいて語り継がれ大切にされています。本書は、その骨子を編集し、挿画を付して絵本にしたものです。 ■美しい地球の未来を願う普遍的なメッセージ シアトル首長は、「どうしたら空や大地を買えるのだろう?」とアメリカ政府に疑問を投げかけました。そして、「あらゆるものがつながっている」と述べています。大地(地球上)に生きるすべての者たちに向けられた言葉は、「人と自然の関わり」や環境問題を的確に捉えています。 ■今だからこそ、読んでもらいたい シアトル首長が遺したメッセージは、環境問題に限りません。21世紀になった今でも、民族や宗教間の紛争、領土問題、自然破壊・大気汚染など、人類はさまざまな問題に直面しています。その中で、ここで語られている普遍的な言葉は、私たちに深い問いを投げかけてくれています。今、そして未来に向かって生きるあらゆる人たち、おとなから子どもたちにも、ぜひ読んでもらいたい絵本です。 「あらゆるものが つながっている」 大地に生きるすべての者たちに贈る美しい言葉たち 編・訳 寮美千子 画 篠崎正喜 ISBN 978-4-907542-24-5 判型 B5上製 頁数 40 発行日 2016/3/1
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増補新装版 しあわせの王様 全身麻痺のALSを生きる舩後靖彦の挑戦
¥1,760
史上初の重度障害者・国会議員、舩後靖彦(ふなごやすひこ)の壮絶な半生を描いたノンフィクション。絶望の先に見つけた光とは? 働き盛りの40代、商社マンとして活躍していた舩後は、突如不治の難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)を患い、死を願うほどの絶望の底に落ちる。しかし、あることをきっかけに立ち直り、前向きに生きる決心をする──。 全身麻痺の身でありながら、講演や創作活動を続けてきた"挑戦者"、日本憲政史上初の重度障害者・国会議員、舩後靖彦の不屈の生き様を描いた、胸を打つ感動のノンフィクション。 著 舩後靖彦 著 寮美千子 ISBN 978-4-907542-27-6 判型 四六並 頁数 216 発行日 2016/6/1
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平太郎のおばけやしき 稲生物怪録絵巻より
¥1,760
“実話”として伝わる、ユーモラスな怪談物語「稲生物怪録絵巻」の絵をそのまま生かして、楽しい絵本にしました。 【あらすじ】 備後は三次のお侍、平太郎は怖いもの知らず。あるきっかけで、妖怪たちが屋敷に毎日毎晩訪れるようになってしまいました。一泡吹かせてやろうと、妖怪たちは平太郎に果敢に挑みますが…。 文 寮美千子 ISBN 978-4-907542-29-0 判型 AB変上 頁数 44 発行日 2016/7/15
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世界はもっと美しくなる 奈良少年刑務所詩集
¥1,760
少年受刑者たちの感動の詩集。 加害者である前に被害者だった──。「詩」が心の扉を開いた瞬間、宝石のような言葉たちが紡がれる。 受刑者たちの固く閉ざされた心の扉が開かれたとき、溢れでてくるのは、人への思いやり、純粋さや優しさ。こんな子たちがなぜ犯罪者になってしまったのか。 心を耕されることなく荒れ地で育った子どもたち。奈良少年刑務所の「社会性涵養プログラム」は、詩の創作を通じて、荒れ地に水を注ぎ、耕し、彼らに本来の「人間らしさ」をとりもどさせた。変貌を遂げた受刑者たちが紡いだ詩集。 NHKラジオ第1放送「すっぴん!」高橋源一郎さん担当回で紹介され、大反響を読んだ一冊(2019年)。 詩 受刑者 編 寮美千子 ISBN 978-4-907542-33-7 判型 A5上製 頁数 192 発行日 2016/10/3
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イオマンテ めぐるいのちの贈り物
¥2,200
先住民族アイヌの深い知恵に学ぶ、命と魂の物語。 わたしは、だれかの命をもらって生きている、生かされている。 そう気づいたとき、人はもっとやさしくなれる。 他者にも、大地にも、自分自身にも──。 お父さんが狩りから帰ってくると、ふところには小さな子熊がいた──。 男の子は、子熊と一緒に食事をし、相撲を取り、川で遊び家族のように暮らした。 子熊が大きくなってきたある日、お父さんが言った。 「そろそろ、この子をカムイの国へ送ってさしあげよう」 子熊を数年育てた後に屠殺する儀式「イオマンテ」。 そこには自然に対する感謝や畏敬の念が強くこめられています。 アイヌが長年大切にしてきた知恵に学ぶ、命にまつわる物語です。 文 寮美千子 画 小林敏也 ISBN 978-4-907542-56-6 判型 B5上製 頁数 66 発行日 2018/2/9 ※本書は『イオマンテ』(パロル舎刊、2005年)の新装版(一部加筆修正)です。
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いじめられたお姫さま 中将姫物語
¥1,540
古典名作「中将姫物語」を子どものための読み物に! 歌舞伎、講談、人形浄瑠璃など、かつてさまざまな形で語られていた名作「中将姫物語」を子どものための読み物にしました。 どんなに辛くても決して清らかな心を失わなかった中将姫。 切なく美しい物語、忘れてはならない日本の名作がよみがえりました。 【あらすじ】 むかしむかし、大臣の娘として生まれた中将姫。 小さい頃に母親を亡くし、その後新しいお母さんと幸せに暮らしていました。 ある日、帝の前でお琴を見事に演奏し、とてもほめられた中将姫。 すると、その姿を見たお母さんの中に、嫉妬の炎が燃え始めます。 そして弟が生まれると、お母さんは恐ろしい計画を企てるのでした──。 文 寮美千子 絵 上村恭子 ISBN 978-4-907542-59-7 判型 A5上製 頁数 72 発行日 2018/5/5
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おおかみのこがはしってきて
¥1,870
「ねえ、どうして?」男の子がお父さんに聞きました。アイヌの深い知恵に学ぶ命の物語。 アイヌに伝わる早口言葉を元に描かれた物語です。親と子の対話を通じて、知恵の神髄に近づいていきます。 ストーリーは軽やかにテンポ良く、ユニークな飛躍を繰り返していき、独特の面白みを醸し出しています。 【本書あとがきより】 アイヌの人々は、北の大地の先住民。はるかな昔から、大自然のふところで、豊かな暮らしを営んできた人々です。それは、大地から奪うのではなく、大地の恵み、それをもたらしてくれるカムイ(アイヌにとっての神)に 心から感謝する暮らし。人々が捕る鮭や鹿はカムイが遣わしてくれたもの、人々が捕る熊は客となって来てくれたカムイ自身と考え、心から感謝を捧げてきたのです。彼らは、一本の木を切り倒す時でさえ、深い祈りを捧げてきました。そんな人々の心の中には、とても豊かな、まるで天に輝くきら星のような物語の世界がありました。それは、北の大地からの贈り物。21世紀の今日、あまりにも多くの問題を抱えこみ、道に迷っているわたしたちへの、すばらしい贈り物なのです。(寮美千子) 文 寮美千子 絵 小林敏也 ISBN 978-4-907542-66-5 判型 B5上製 頁数 32 発行日 2019/1/29
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